ドキュメンタリー映画の上映会が、神戸大学でありました。
この映画は、原子力発電所の建設で揺れる、山口県の祝島を舞台にした映画です。
原発反対の運動をしながら、
豊かな自然の中で昔ながらの漁業と農業をしている住民たちが描かれていました。
映画の中で、解決のヒントとして描かれていたのが、スウェーデンです。
スウェーデンでは、1980年の国民投票で、原発を使わない方向性を決定し、
それ以降、風力発電や、太陽光発電などの活用が進んでいるそうです。
映画の中で、電力に対しての、スウェーデン国民の意識の違いや、制度の違いが描かれていました。
この映画でキーワードとなっていたのは、「持続可能性(サステナビリティ)」という言葉。
「持続可能性」とは、ウィキペディアによると、
「人間活動、特に文明の利器を用いた活動が、将来にわたって持続できるかどうかを表す概念」
だそうです。
例えば、石油や原子力は、使い尽くしたら終わりなので、持続可能性がありません。
また、ゴミを埋め立て続けるようなことも、どんどん溜まっていくばかりなので、持続可能性がありません。
どちらも、地球環境を悪化させるばかりの、その場しのぎ的な活動です。
自然のサイクルの中で、自然と共に暮らす生活を、目指していかなければいけないという考えだそうです。
環境について、将来について、考える良い機会になりました。