昨年の3月に、ギャラリーで『ヨガ展』という
へんてこりんな個展をしたのですが、
(そのときのブログはこちら)
そのときに、『ぬんヨガフォント』なるものを作りました。
それがこちらであります。(クリックで拡大します)
このフォントをつくるにあたり、
まずは、絵で、設計図を作りました。
ルールとしては、
・できるだけ、左右対称に、ヨガのポーズっぽくする。
・上下の向きを後で修正しない。
・どうしても文字にならない場合は、道具を使って良し。
完成した設計図が、こちらです。
このイラストで考えたヨガ文字を、自分の体で体現できるか、
撮影をはじめました。
うちのキッチンに、
青いビニールシートを広げて、撮影を開始。
三脚とタイマーを使って、
1人でやろうと思ったのですが、
1回1回、確認しながら進めるのが大変で、
寝ていた奥さんを起こして、
カメラマンをお願いしました。
そしたら、奥さんは、なかなかの名監督で、
奥さんの的確なポーズ微調整の指示のもと、
撮影が進みました。
まず、むずかしそうなYから撮影しましたが、
逆さになると、シャツがめくれて腹が出ましので、
黒シャツの上から、ぴたっとした黒のランニングを着用。
Gにはだいぶん苦戦しました。
サンタの帽子ではラチがあかず、毛布を使用。
イラストで考えた時から、うすうす気づいてたのですが、
Hは、ぼくの体が硬すぎて、きびしいものでした。
Eも、もう少し、ひじが出ると思ったのですが…。
魚のひれみたいになってしまった。
Bは、計算通り、うまくいったなあ。
W…。
撮影風景の動画は、こちらです。
fotologでも、撮影写真のスライドショーがご覧いただけます。
http://fotologue.jp/sakakiba#/14598543/14598835
それでですね、
個展の時に、友人が、
「これ、パソコンで使えるフォントにできるよ」
と教えてくれました。
最近ついに、
PC用のフォントとして完成しましたので、
ここに公開いたします。
ダウンロードして、PCにインストールすれば、
フォトショップ、ワード、エクセルなど、
フォントが選べるソフトすべてに使えるようになります。
フォントは、3種類ありまして、
①細ぬん朝体 Hoso-Nun-cho
・写真撮影から完成された文字です。
・アルファベットと数字のみです。
・小文字はありません。大文字と同じものが表示されます。
②ふにゃぬんゴシック Funya_Nun_Gothic
・細ぬん朝体の設計図として書かれたイラストの文字です。
・アルファベットと数字のみです。
・小文字はありません。大文字と同じものが表示されます。
③ミックス Nun_mix
・写真とイラストのミックスです。
・大文字にすると細ぬん朝体、小文字にするとふにゃぬんゴシックになります。
・数字は、細ぬん朝体です。
いちおう、あほくさいですが、
個展の時につくった文字の解説がありますので、載せておきます。
①細ぬん朝体 ほそぬんちょうたい
「細ぬん朝体」は、ふにゃぬんゴシックを設計図として開発した、
スリムな筆跡を特徴とした、
まさにボディーランゲージともいえる明朝体です。
全身を黒い衣装に包み、帽子、手袋などの小物を駆使しながら、
親しみやすい雰囲気に仕上がっています。
2や5、Rの、流線形のつま先まで流れるようなフォルムには、
しなやかな大人の遊び心を、
Yや1などには、頭に血が上るような躍動感を感じることができます。
骨筋張った武骨なフォルムは、公式文書など、
オフィシャルな場面で広く用いられます。
②ふにゃぬんゴシック
「ふにゃぬんゴシック」は、細ぬん朝体の設計図として開発された、
力の抜けたゴシック体です。
シンプルなラインからかもしだされる、ゆるい雰囲気は、
紙面をなごませる不思議な魅力を持ちます。
やわらかいカーブや、丸みを帯びた、はね・はらいは親しみやすく、
自然で温かみのある紙面を演出します。
可読性がやや悪いので、
本文より、大きな見出しでの活用がおすすめです。
★フォントのインストール方法
ダウンロードしたttfファイルを、
「右クリック→インストール」で使えるようになります。
それでうまくいかない場合は、
①「スタートメニュー→コントロールパネル→(デスクトップのカスタマイズ)→フォント」でフォントファイルが収録されているフォルダを開きます。
②ダウンロードした.ttfのファイルを①で開いたフォルダに、
コピーや貼り付けすると自動的にインストールされます。
うまくいかない場合は、以下のサイトを参照ください。
http://musashi.or.tv/fontinst.htm
ではでは、お楽しみください。
ぬんヨガフォントの使用や、紹介など、自由にやってもらって大丈夫です。
ぜひ、ぬんヨガフォントを、活用してください!
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