先週、ヨーガ療法士の研修会に行き、
久々に、『治療としてのヨガ』を、学んできました。
ここ10年ほどで、
ヨーガ療法の実験データがたくさん集められ、
様々な病気に対しての効果が実証されてきているようです。
医者や、研究者たちと共同で、
いろんな角度から、研究を進めた結果、
どんなヨーガが、病気の治癒に効果があるのか、
徐々にわかってきているようです。
ヨーガをすると、健康になるようだけど、
ヨーガの何が、健康にいいのか?
ヒマラヤに住むようなヨガ行者は、
超人的な身体能力と、驚異的な若さを持っているけれど、
一般人が、その恩恵を受けるためには、
ヨーガのどの部分を実践したらいいのか?
ヨーガで健康になるための、本当に必要な核の部分は何なのか?
ヨーガ療法士学会では、そんなヨガの研究を積み重ねています。
ヨーガ療法士学会の研究結果では、
ストレッチ(筋肉を伸ばすこと)は、あまりメリットがないそうです。
筋肉に適度な負荷をかける、筋力トレーニングこそ、
成長ホルモンを分泌させ、
若返りの効果があるそうです。
体も引き締まり、体力も上がります。
そして、最も大切なのは、自分自身を客観視することのようです。
自分の肉体の、緊張と弛緩を、眺める。
自分の呼吸を、感じる。
自分の思考を、客観視する。
そのようなトレーニングにより、
自然治癒力が高まり、
ポジティブなマインド(考え方)が養われていくようです。
ヨーガ療法では、ヨガは、心理療法であると考えます。
自分の肉体を使って、
体の動きや、呼吸を使って、
心を操る。
例えば、呼吸の速度を落として、それを意識することで、
心のスピードもゆっくりになります。
そして、もうひとつ重要なこと。
それは、自主性だそうです。
生徒が、自発的にやるほど効果が高いということです。
ヨガの先生は、しゃべらないほどいい。
先生がしゃべると、生徒が自分自身を感じるじゃまをしてしまうからです。
生徒が1人で黙々とできるように、うまく導くのが良いそうです。
ぼくも、ヨガクラス中、もっと無言にならなきゃなあと、反省したのでした。
これからも勉強を続けて、より効果の高いヨーガを探求していきたいと思います。