先週末、神奈川県・鎌倉で行われた、
サティシュ・クマールさんとのリトリートに参加してきました。
憧れのサティシュさんと、2日間も共にすごせる、
とてもとても楽しみにしていた企画でした。
サティシュと語り、いっしょに瞑想し、いっしょに歩き、いっしょに飲み、
宝物のような言葉をいっぱいもらいました。
参加される方も、
きっとすてきな方々に違いないという期待通り、
すてきな出会いがたくさんありました。
リトリートのタイトルは、
「スモールスクール(小さな学校)」
自分たちができる小さいことが、
世の中を大きく変えていく。
「世界の変化を望むなら、
自分が変化の一部となりなさい。
自分がまず変わりなさい」
というガンジーの言葉のように、
ぼくたちが、今、どう生きるべきなのか、
サティシュの言葉を聞き、
また、みんなで話し合いました。
サティシュの語る一言一言から、
すべての人への愛、
すべての動物や植物への愛、
地球への愛を感じ、
このすばらしい地球・自然が、
ずっと続いていくように、
まずは自分の生活を変えていきたいと強く感じました。
ぼくたちは、
完全に、環境に負荷をかけずに暮らすことはできません。
現代社会で生きている限り、
毎日毎日、環境にいろいろな影響を与えています。
自分のできる範囲で、少しずつやる。
急に変えるのではなく、
人生を通じて、一歩ずつ変わっていくのが大事だそうです。
サティシュは言いました。
現代のぼくたちは、便利さを求めすぎている。
いくら便利になっても、
もっと、もっと、便利になりたいという欲求が止まらない。
便利さを追い求めるあまりに、
地球資源を掘り起こし、その代わりに地球にゴミを返し、
地球の裏側の人々や、様々な動物、
そして、将来世代の子供たちを犠牲にしている。
今、日本人のぼくたちのような生活を、
世界中70億人がするとしたら、
地球が5個半必要になる。
便利さは、もう十分。
便利になったから、現代人は幸せになったかというと、
そんなことはない。
今の便利さに感謝し、満足し、
便利さを求めて翻弄するのはもうやめなければいけない。
今、ぼくたちは、生活の仕方を見直して、
持続可能な生き方にシフトしなければいけない。
自然と調和した、地球が永続していける、
真の発展を考えていかなければいけない。
サティシュがイギリスで開いている学校の授業は、
大人向けのものでも、
子供向けのものでも、
まず、食からはじまるそうです。
畑で作物を育て、料理すること。
それが、いちばん最初の授業だそうです。
頭でいろいろ考えても、
まず、食べなければ、はじまらない。
食を通して、自然とのつながりや、自然への敬意を学ぶそうです。
ぼくも今年は、
もっともっと、土に近づいていこうと思います。
英国シューマッハー校 サティシュ先生の最高の人生をつくる授業
この本が、とてもおもしろいです。
辻信一さんと、ゼミ生18人が
サティシュの学校「シューマッハ・カレッジ」で
1週間学んだドキュメントです。
人生とは何か?
幸せに生きるにはどうしたらいいか?
サティシュとの1週間を、
横からのぞいているような感じで、
自分の内に眠っている力を
勇気づけ、後押しして、
人生の指針を与えてくれるようなすてきな本です。
ぜひぜひ、読んでみてください。