ゲシェ・マイケル・ローチ先生の講義を受けました。
講義のテーマは、バクティ。
「良い先生を見つけて、その先生に奉仕する方法」でした。
先生は言いました。
「今日、このカンファレンスに招待されている先生は、
ほとんどが、良い師匠と、何年もいっしょに過ごしている。
ダーマミトラーを見てみなさい。
彼は師匠と、8年もいっしょに暮らしている」
そして、先生は、自分の師匠のことを話そうとしたときに、
師匠のことを思い出したようで、
「ぼくは今、ちょっと泣きたい」と言って、泣きだしました。
「師匠から受け取るのは、ヨガの知恵だけではない。
愛情、関係、すべてを与えてくれる。
いい先生にささげるほど幸せなことはないんだ」
ぼくも、もらい泣きをしました。
そして、自分は、いったい何をやってるんだろうと思いました。
ダーマ先生や、塚本先生のような真のヨギに出会っていながら、
まだ他に探している。
その後、みんなで、キルタンと言って、楽器に合わせて歌うのをやりました。
その歌詞は、
「グル ナイラヤ、 グル ナイラヤ」
というものでした。
たぶん、師匠への愛の言葉だと思います。
それを歌い始めたとき、
ぼくは、自分の先生が頭に浮かんできて、
なぜか涙が止まらなくなってしまいました。
ぼくが今、求めているヨガは、
2weekのティーチャートレーニングでも、
1カ月のインド滞在でもなく、
ただ、バクティ(愛)を捧げられる、1人のグル(先生)だと思いました。
今回、このカンファレンスで、
アメリカンなヨガも、インドの伝統的なヨガも、次々と、いっぱい受けました。
どの先生も、人間性がすごすぎて、超刺激的でした。
そして、どの先生も、
いろんなアプローチで、ヨガを教えていて、
続きを勉強したくなるものばっかりだった。
でも、今、必要なのは、
いろんな先生のやり方を、次々と真似するのでなく、
どのやり方でもいいから、決めたやり方で練習し続けることだと思いました。
本質は、みんな同じなのです。
今回のヨガカンファレンスは、
私にとって、すべて、このことを伝えられるためにあった気がします。
自分の心の中にあった、ふらふらした迷いが、すーっと消えました。
アジアヨガカンファレンス、
想像していた以上に、とても深く、人生観を変えるようなものになったのでした。
このすてきな機会に、感謝したいと思います。