結婚式で東京に行ったついでに、
ずっと行きたかった、「ダイアログ・インザ・ダーク」に行ってきました。
これは、まったく光が見えない真っ暗やみの中、
視覚障害者のガイドに誘導されて、90分ほどの時間をすごすというものです。
http://www.dialoginthedark.com/
暗闇の中には、街があって、
ぼくは、その中で、ブランコに乗ったり、橋を渡ったり、
カフェで利き酒セットを注文したり、
いろいろな時間をすごしたのでした。
8人の参加者がグループになって暗闇に入るのですが、
徐々に、みんなのことを声で識別できるようになり、
徐々に、みんなと仲良くなり、
視覚を抜きにして、みんなと触れ合う時間は、何か新鮮でした。
最後に、光があるところに戻ったら、ちょっと、こっぱずかしいような感じだった。
ふだん、ぼくは、かなり視覚に頼っているわけだけど、
それがなくなったら、どういう感覚なんだろう
というのが、いちばん興味がありました。
でも、視覚がなければないで、慣れてしまうもので、
特別なことではなかった。
人がそばにいるとやっぱりうれしいし、
新しいものを発見したら楽しいし、
お酒はおいしいし、
いろいろな感情が動くのでした。
今回の体験で、少なくとも、目が見えないということを特別視しなくなったと思います。
いろんな障害や、いろんな病気も、同じように、特別なことでないんだと思います。
五感というのは、ぼくたちを本当に左右するものでなく、
ただの刺激の一部にすぎない。
大事なのは、どう感じるかというぼくたちのハートの部分なんだなあと思います。
今回の体験で、自分の奥にあるハートの部分、自分の本質の部分に、
少し近づけた気がします。
またひとつ、やさしい自分に触れました。
興味ある方は、ぜひ行ってみてください。
ダイアログ・インザ・ダーク Dialog in the Dark HP
http://www.dialoginthedark.com/