京都のヴィパッサナー瞑想センターでの瞑想合宿から帰ってきました。
すばらしかった。。。
予想していた以上に、すごいです。興奮です。
ちょっと長くなりそうなので、何回かにわけて、
ブログにアップしようと思います。
ぼくが最初に、ヴィパッサナー瞑想について知ったのは、10年前。
姉のあやしい友達が、
「京都に瞑想センターというのがあって、10日間、しゃべるの禁止で瞑想する」
と言うのを聞いたのです。
ずっと気になっていたのですが、
その後、ヨガの友達が増えるにつれ、
耳にする機会が増えてきました。
4年前に1度申し込んだものの、その時は満席で受けられませんでした。
最近では、
「ヴィパッサナー、まだ行ってないの?」
と言われることも多くなり、
そんなに言われるヴィパッサナーって、いったい、どんなもんなのか。
今回ようやく、参加することとなったのです。
ヴィパッサナー瞑想センターは、
京都の園部からバスで45分ほど行ったところにあります。
(2年前から千葉にもセンターができたようです)
参加者は、男性40名、女性40名ぐらいでした。
参加者は、幅広く、
チャラっとした感じの大学生から、
インドを旅してそうな人、
明らかにヨガの先生っぽい人、
見た感じ、しょぼくれたおじさん、という感じの人
お坊さん、
あやしげな外人、
妊婦さんもいた。
センター内では、
男の人と女の人で、歩く道まで分けられ、
男女が近寄らないようになっています。
はじめのうちは、遠くにちらちら見える女の人が
よけいに気になるなあと思いましたが、
日がたつにつれて、女性の存在を感じなくなっていきました。
10日目の朝までは、会話禁止。
それどころか、ジェスチャーや、目を合わせることも、
すべてのコンタクトが禁止です。
知らない人と、全くコミュニケーションをとらずに共同生活をするという、
とても変わった経験なのです。
読書や、メモを取ることも禁止。
携帯電話、ノート、ペンなどは、センターに預けます。
歌うこと、ヨガなどの体操をすることも禁止。
歩くことだけは許されています。
ご飯は、玄米菜食。
毎日のスケジュールは、
4:00 起床のベル
4:30 – 6:30 【瞑想】
6:30 – 8:00 朝食と休憩
8:00 – 9:00 【グループ瞑想】
9:00 – 11:00 【瞑想】
11:00 – 13:00 昼食と休憩
13:00 – 14:30 【瞑想】
14:30 – 15:30 【グループ瞑想】
15:30 – 17:00 【瞑想】
17:00 – 18:00 お茶と休憩
18:00 – 19:00 【グループ瞑想】
19:00 – 20:15 【ゴエンカ師の講話】
20:15 – 21:00 【グループ瞑想】
21:00 – 21:30 ホールで質問の時間
21:30 就寝/消灯
なんと、瞑想が、1日14時間。
1年前に行った座禅道場のスケジュールも、
きびきびした厳しいものでしたが、
今回のコースも、徹底的に坐れるプログラムでした。
そして、この合宿で特徴的なのが、
すべてのレクチャーが、録音された音声で行われるということです。
教える内容が変わることなく保たれるように、そうしているそうです。
録音された音ということで、
少しゆるい雰囲気を想像していたのですが、
実際に行ってみると、本当に先生がいるのとあまり変わらない、
臨場感あふれるものでした。
録音された音声は、
実際に、10日間全く同じスケジュールで、
日本人生徒を相手に行ったときのもので、
通訳の声も入っています。
座布団を均等に敷き詰められた中に、みんな整列し、
そして正面には、アシスタントティーチャーと呼ばれる先生が座っているのです。
そのアシスタント先生は、普段はほとんどしゃべることはないのですが、
質問の時間になると、
みんなの質問を、的確に迅速にさばいていく、すごい人なのです。
瞑想のはじまりと終わりには、本物の鐘が鳴らされ、
なかなかの緊張感です。
音声の中で指導しているゴエンカ師は、
瞑想時間のはじめと終わりに、マントラのような歌を歌ってくれます。
先生は、だいぶん音痴の気がしましたが、
おちゃめな歌い方が、だんだんクセになる。愛を感じます。
最終日には、先生の愛を感じ、号泣してしまった。
このヴィパッサナー瞑想センターは、
なんと、参加費は無料(自由な額を寄付する)で成り立っていて、
先生も、ご飯を作ってくれる人も、
すべてボランティアです。
「多くの人がヴィパッサナー瞑想に出会い、世界が平和で満たされるように」
というような気持ちから、すべての運営が成り立っている。
とても大きな組織の愛を感じるのです。
まだまだ書くことがいっぱいです。
続きは、また次回。
しばらく、毎日更新できるようにがんばります。