姫路・書写山にて、
帯津良一先生の、養生塾に参加してきました。
日本において、統合医療の第一人者であり、
数々の代替医療(西洋医学の代わりになるもの)を研究しながら、
治療に取り入れてきた帯津先生。
先生の病院には、全国各地から、癌を中心に、多くの患者が押し寄せます。
数十年に渡り、たくさんの患者と向き合い、
治癒について、見守ってきた、帯津先生。
その先生が、
自然治癒力を高めるのに、いちばん大事だと考えるのは、
「心のときめき」
だそうです。
ときめくほどに、免疫や、自然治癒力が高まり、
病は癒され、若く健康でいられる。
だから、先生の治療は、
患者さんが、どのように、ときめいた毎日を送れるか、
それを一緒に相談することから始まるそうです。
帯津先生と一緒にすごしていたら、
先生自身が、毎日、いかに、ときめいて生きているかが、よくわかりました。
先生は、現在81歳。
ご自身の病院に務めるかたわらで、
全国各地で、年間100本の講演をこなし、
執筆活動も、書籍や雑誌のコラムなど、相当やっています。
いつもにこやかで、元気な先生は、何をしていても本当に楽しそうです。
「死に近い患者に寄り添うには、
自分も、死の縁に近づいていなければならない」
そう考える帯津先生は、
毎日を「人生の最後の日」と考えるようにしているそうです。
そして、先生が毎日、
いちばん楽しみにしているのは、どうやら、晩酌のようです。
毎日が「最後の晩餐」のつもりで、
とびきりおいしいご飯とお酒を、心から楽しむ。
その夜の晩酌を楽しむために、仕事に励む。
仕事が片づかないと、晩酌が楽しめないからだそうです。
お酒が大好きな先生ですが、深酒をすることは、ないようで、
18時頃から、晩酌を始めて、
20時半には、布団に入るそうです。
朝は、早朝の2時半には起きて、
3時に、タクシーが迎えに来て、職場に向かうそうです。
先生は、なんで、飲みすぎないんだろう?
と不思議に思い、先生に質問してみたら、
「年の功だね」
と言っていましたが、
先生が飲みすぎないのは、きっと、
次の日の仕事にも、ときめいているからではないかなぁと思うのです。
次の日の仕事を、楽しみに、
次の日の晩酌を、楽しみにしているからこそ、
「今日はこのあたりで」と切り上げられるんじゃないかな。
現実をまぎらわすための酒とは、まるで違うようなのです。
先生にとっては「原稿の締め切り」も、ときめきだそうです。
締め切り以内に、書き上げる喜び。
創造こそが歓喜だ。
と、先生はおっしゃいます。
子供のように無邪気に日々を楽しみ、
ゆるやかに、気功や、おいしい食事を、自然に取り入れ、
まわりを癒し続ける、帯津先生。
ぼくも、毎日、楽しく暮らしているつもりでしたが、
帯津先生のような人生の達人を見ると、
もっと人生を楽しめそうで、わくわくしてきました。
先生を目指して、これから先も毎日、ときめいて生きていきたいと思います。