前回の記事の続きで、
『食品公害を追放し、安全な食べ物を求める会』(以下、求める会)についてご紹介します。
わにでは、生鮮品を置くことが無理なので、
調味料や乾物だけを扱っていますが、
会員になると、
有機野菜や、季節の果物、
安全な肉・卵・牛乳などを定期的に届けてもらえます。
野菜の1回のお届け内容はこんな感じです。
料金は、その時々の内容によって多少変動しますが、
だいたい送料込みで、2000円前後になります。
(約2倍の大きなサイズで3000円前後のものもあります。)
営利を目的にしておらず、
グループメンバーの方々が、ボランティアに近い形で運営しているため、
仕入れ原価に近い値段での販売となっているようです。
求める会に入会すると、
毎月500円の会費を払う代わりに、
このような、無農薬・無化学肥料の野菜、果物、
安全な肉、卵、乳製品や、
調味料、乾物、お茶、その他商品を、
リーズナブルな値段で買うことができます。
ただし、一般的な通販とは違い、
配送も、自分たちのネットワークでしているため、
加古川、明石、神戸、西宮、尼崎のエリアに限られていて、配送日も選べません。
通販というより、共同購入に近い感覚です。
求める会は、生産者とのつながりを、とても大切にしています。
扱っている食品は、野菜や果物はもちろん、調味料に至るまで、
地元の兵庫県近辺で、信頼できる生産者を探し、
継続的な関係性を築いています。
生産者さんと、会員(購入者)が、
実際に顔を合わせられる機会を作るため、
生産者さんをお招きしてのお話会や勉強会をしたり、
生産者訪問をしたり、
毎年の感謝祭では、生産者さんもみんな参加していたり、
また、毎月のニュースレターで、
生産者さん達の近況や、作物の状況を伝えたり、
それは、
「単に食べ物を買う」というだけでなく、
自分の食べるものが、どこから来ているのか、
自分の命が、自然とどのように関わっているか、
を感じ取り、
「地球にもやさしく、体にもやさしい、安全な食べ物」を作ってくれる
生産者さん達を応援する行為に感じられます。
求める会は、1976年に設立して以来、40年にわたって、
「すべての人が安全な食べ物で健康に生きられるように」
「次の世代に良い環境が残せるように」
との願いで、
活動を続けてこられたそうです。
40年続けるうちに、メンバーの年齢もだんだん上がり、
今では、70代が中心になっているそうで、
なんとか若い世代につないでいきたいそうで、
ぼくとの出会いにもつながりました。
このようなすてきな思いを、なんとか、つないでいくきっかけになればと、
わにでも、調味料など無理ない範囲で置かせてもらうことにしましたが、
興味ある方、賛同される方いましたら、
ぜひぜひ、求める会の会員となって、つながってもらえたらいいなと思います。
そして、求める会では、以下のような食に関するイベントを、
年間を通して開催しているそうなので、
興味ある方がいたら、ぜひご参加ください。
神戸市灘区・六甲での活動が主になっています。
以下は、大豆畑を支援し、味噌か大豆をゲットできる、大豆トラストの案内。
ぜひご支援を!
40年間、培われた、食の知恵、地球環境への思いが、
先の世代に続いていきますように。
ぼくの方でも、何か関わっていけたらと思っています。
ぜひ、ごいっしょに!
食品公害を追放し、安全な食を求める会 HP
http://motomerukai.com/