ぬんヨガのルーツ(師の紹介)

ぬんのヨガの種類

ぼくのヨガは色々な要素が混ざっていて、種類を一言で表現することが難しいですが、一般的に言われているヨガの種類で言うと、以下のような要素が含まれると思います。

・ハタヨガ(体の動きや呼吸をともなうヨガ)
・ヴィンヤサ・フローヨガ(呼吸とともに流れるように動いていくヨガ)
・クンダリニーヨガ(チャクラを活性化し、人間が本来持つクンダリーニエネルギーを覚醒していくヨガ)
・クリヤヨガ(チャクラや、エネルギーの経絡を活性化していくヨガ)
・ヨーガ療法(セラピーとしてのヨガ)
・ラージャヨガ(瞑想を深めていくヨガ)
・ギャーナヨガ(哲学や知識のヨガ)
・カルマヨガ(暮らしや社会活動としてのヨガ)
・バクティヨガ(愛と祈り、献身のヨガ)

ぬんのヨガのルーツ(師の紹介)

これまで色々な先生から学び、影響を受けてきましたが、特に影響の深い師をご紹介します。

◎インドのバラナシで出会ったヨガ先生(宿のおじさん)

ぼくが初めてヨガに出会ったのは2002年。
インドのバラナシを旅行中にたまたま出会ったヨガの師(宿のオーナー)に、1週間弱、ほぼマンツーマンで教えを受けました。名前を聞くのも忘れていたのですが、そこで学んだヨガが、自分のヨガ人生をスタートさせ、今でも自分のヨガのルーツとなっています。

そのときの詳細は以下のブログ記事にて。
⇒ぼくがヨガを始めたきっかけ

◎友永淳子先生

日本でなかなか自分に合うヨガが見つけられなかった頃、2006年に、たまたまパタゴニア神戸店でヨガワークショップが開催され、その時の先生が友永先生でした。
そのヨガに感動したことが、ヨガをもういちど深く学び直すきっかけになりました。

実際に先生のヨガを受けたのは数回ですが、友永先生のDVDで繰り返し学び、それを参考にヨガを教え始めたので、ぼくのヨガのベースには、友永先生があります。

◎アンドレ・ラム先生

ぼくが今までいちばん多くの時間をともにし、自分のヨガに一番の影響を与えているのは、コロンビア人であるアンドレ先生です。
2008年、ヨガをもっと深めたいと思っていた時に偶然に見つけたのが、アンドレが来日しての沖縄リトリートでした。
そこでプラーナの話、チャクラの話、意識の話、ヨガ的な物理法則の考え方などを知り、ヨガの概念が一気に変わり、会社を辞めてヨガを深めていく決意をしました。

アンドレ先生のヨガは、体(アーサナ)を大切にしながらも、呼吸と、浄化と、祈りが一体化しているような、統合的なものです。
伝統的なハタヨガの技法[ナディ(スシュムナー)、チャクラ、バンダ、というようなプラーナ操作]も練習を深めていきます。
自分のくもりを取り除き、マインドを鎮めていくことで、満たされた悟りの感覚や、自分の内なるポテンシャルに近づいていくことを目指します。
今もアンドレ先生から学び続けていて、ぼくのヨガの一番のベースとなっています。

◎ダーマ・ミトラー先生

アンドレ・ラム先生の師匠がダーマミトラー先生です。
2008年夏に、アンドレ先生とダーマ先生が来日し、高野山で開催した「ダーマヨガ200時間ティーチャートレーニング」を受講しました。

現代ヨガの巨匠と言われるダーマミトラー先生は、1960年代からニューヨークでヨガを教え始め、古典的で難解なヨガを現代人向けにアレンジし、ニューヨークにヨガを広めたそうです。そこから多くの現代ヨガの流派が生まれ、今でも世界中のヨガに大きな影響を与えています。

ダーマ先生は、体操(アーサナ)、呼吸法、チャクラなどのエネルギーワーク、マントラ(言葉の祈りや歌)、心の哲学などを広く融合した、生き方としてのヨガの実践を伝えています。

「みんなのために自分を捧げること」や、「思いやり・共感」の大切さを常に唱える、やさしさと愛にあふれた先生なので、ぼくもそれを大切にするようになりました。

◎塚本望先生

ダーマミトラー先生のティーチャートレーニングの時に、紹介してもらったのが塚本先生でした。
塚本先生は、札幌で「北海道瞑想ヨガ協会」という瞑想道場を開いていましたが、表舞台に出ることを好まない、一風変わった先生でした。元々は空手の達人で、空手の先生をしていたそうです。
塚本先生は、本山博先生と、パラマハンサ・ヨガナンダの流れを受けたクリヤ・ヨギで、両方の協会の北海道支部長もされていました。

2008年に塚本先生の道場を訪れ、出会ったその瞬間から引き寄せられるように先生を慕うようになり、瞑想を続けるようになりました。先生が引退するまで5年ほど北海道の道場に通い、瞑想や、チャクラを活性するクンダリニーヨガ、クリヤヨガを学びました。
先生が亡くなった後も、いつもぼくの心の中にいる大切な師匠です。

◎木村慧心先生(日本ヨーガ療法学会)

2009年に、木村先生が主宰する日本ヨーガ療法学会(ヨーガ療法学会)の講座を受講し始め、そこから10年ほど「治療としてのヨガ」を学びました。ヨーガ哲学の基礎や、ヨガの原理など、そこで受けた多くの学びや知恵が、ぼくのヨガにも大きく影響しています。

◎サティシュ・クマールさん

思想家、平和・環境活動家のサティシュクマールさん。
ガンジーの思想を受け継ぎ、「持続可能性」「ローカリゼーション」などのキーワードとともに、新しい時代のあり方を提唱し続けてきた世界的なリーダーです。

サティシュを日本につないでいる辻信一さんが、アンドレ先生と親友だったことから、ぼくは2011年にサティシュのことを知り、サティシュのDVDを観て、そのすばらしい思想に衝撃を受け、それ以降サティシュのことを広めたくて、DVD上映会を各地で30回ほど開催してきました。

サティシュ来日のお手伝いをしたり、イギリスにあるサティシュの学校「シューマッハカレッジ」の短期コースを受講したり、自分が目指すべき生き方や、目指すべき社会は、サティシュの教えがベースになっています。

2016年から開催しているヨガスタジオ「spaceわに」も、サティシュの思想がベースとなっていて、人・社会・自然の健やかな未来のための「つながりの場」を目指しています。

◎伊藤武先生

2019年より、インド研究家であり、ハタ・ヨーガ聖典や、密教の研究家である伊藤武先生から学びを続けています。ヨーガ聖典、特に身体的なヨーガであるハタヨーガ聖典や、さらにそのルーツとなっている密教聖典について学んでいます。

普段練習している、アーサナやプラーナヤーマ、瞑想が、どのように発展してきたのか。
また、チャクラや、ナーディ(プラーナの通り路)、バンダ(プラーナのロック)、ムドラーなどが、どのように開発され、進化してきたかを学んでいます。
伝統的に培われてきたハタヨーガの核を知り、自分の実習にも大きなヒントとなっています。

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それ以外にも、たくさんの先生方や、色々なヨガスタイル、その他の事々から得た学びをもとに、自分らしく伝えることを目指しています。