先日のブログで紹介した、神戸元町の玄米カフェに行った時に、
先生たちが構想しているという、「桜守り」のお話を聞きました。
それが、とてもすてきだったので、
ここで紹介したいと思います。
桜守りとは、桜の樹のお墓のことで、
人が亡くなった時、
墓石を立てる代わりに、桜の木を植えるのだそうです。
故人のことが恋しくなったら、
その樹のもとに行って、
静かに時間を過ごしたり、
樹に抱きついたり、
樹と語らったり、
春にはみんなで、桜の樹のもとで酒盛りしたりするそうです。
ぼくが死んだ後に、
「ぬん爺さんの桜のもとで宴会」
というようなのをやってくれたら、
たしかに、なんか楽しそうですな。
墓石がどんどん増え続けると、
地球がお墓だらけになってしまいますが、
樹木だったら、増えるほどうれしい。
自然に還っていくので、すてきだなあと思います。
桜の樹は、平均寿命が50~60年だそうで、
日本の法事が、没後50年の「50回忌」で終わるのともマッチするし、
桜だと、毎春、集まって花見したくなるし、
とても日本らしい樹木なので、
いいのではないかと言っていました。
たしかに。。
そんな世の中になったら、いいなあ。。
ぜひ、広まってほしい。
将来、ぼくが、あの世に行ったあかつきには、
ぜひ、桜を植えてほしいのであります。