3月の引っ越しで、家の物が多すぎることを自覚して以来、
いろんな方法で、物を減らしてきました。
あげたり、売ったり、捨てたり。。。
物を減らす作業は、なかなかに大変で、
引っ越しから3ヵ月にして、ようやく、片付いてきました。
全部、捨ててしまえば、もう少し簡単なのだけど、
できるだけ、大切な地球資源を再活用するように、
できるだけ、地球を汚さないように、
って考え始めたら、ほんとうに大変でした。
4月に、環境活動家のサティシュさんの合宿に参加したときに、
ぼくは、サティシュさんに、質問しました。
「引っ越しで、地球環境のことを考えだしたら、
ひとつひとつのものを整理するのに、すごい手間がかかって、
とても大変なのですが、
どこまでやったらいいでしょうか?」
すると、サティシュさんは、
「それは、今までの生活がいけないのです。
本当に地球にやさしい暮らしをしていたら、
今まで使っていたものを、そのまま新しい家に持っていくだけです。
今の世の中は、『大量生産・大量消費』の仕組みになっているけど、
できるだけ、それに乗らないこと。
日本人は特に、便利を追求しすぎる傾向がある。
便利さを追求しすぎて、物を次々に買わないで、
多少の不便さは、楽しむこと。
使い捨てではなく、大切に長く使えるものを選ぶこと。」
と、言われました。
サティシュさんのおっしゃる通り、
物を、簡単に増やしすぎていたのです。
整理収納の本によると、
一般的な、家族3人暮らしの家庭で、
家の中にあるものを全て数えると、
平均で3000~4000個。
少し多い家庭だと、5000~7000個、あるそうです。
そして、普通に生活していると、
物はどんどん増えるそうです。
道を歩いていれば、お店だらけだし、
街の中は広告だらけで、常に購買意欲を刺激されるし、
景品やプレゼントをもらう機会にあふれているし、
油断すると、1日1個ぐらい、増えてしまうらしい。
もし、3人の家族が、1日に1個ずつ、物を増やすと、
1年で、365日×3人=1095個も増えることになります。
同じだけ、減らせたらいいのですが、
減らす方は、どうしてもおろそかになりがちなので、
物があふれて、収納しきれなくなり、
片づかなくなるそうです。
物の量は、収納スペースに対して8割が基本だそうで、
それを超えると、片付けがスムーズでなくなり、
どんどん散らかるそうです。
なので、整理収納の基本は、
「とにかく、物を増やさないこと」
そう言われてみると、
ぼくはこれまで、物を増やすことに対して、
それほどシビアに(厳しく)、センシティブに(注意深く)、
考えていなかったなあと思います。
もし、
「物は全部で1500個しか持てない」
と決まっていたら、
何を持つか、真剣に選ぶなあと思います。
昔、ドラクエとかのゲームでは、
持てるアイテムの数が決まっていたので、
1個、アイテムを増やす時は、
1個、捨てなければいけなくて、
何を持つか、真剣に吟味したものでした。
ぼくたちの生活でも、本当は同じなのだと思います。
物を増やす時は、同時に、何を減らすかを考えること。
そうしたら、つまらないものは買わなくなるなあと思います。
できるだけ、物を増やさないように、シンプルに、
長く使える、上質な物をチョイスして、
地球にやさしい暮らしをしていきたいなと思います。
今回参考にしたのは、この本。
一番わかりやすい整理入門
整理収納アドバイザーの公式テキストだそうです。
どうして部屋が散らかってしまうのか、
どうやったら部屋が片づくのか、
とても論理的に書かれていて、
とてもわかりやすかく、すばらしい本でした。
興味ある人は、ぜひぜひ、読んでみてください。