ヨガでは、昔から、心の性質を、馬にたとえてます。
でも、今どき、
馬は、あんまり、なじみがないので、
ぼくは、犬にたとえることにしています。
心は、あっちゃこっちゃに行こうとする。
散歩中の、犬みたいなもんです。
「何も考えないでおこう」
と思って、目をつむっても、
かってに動きまわって、
考えたくないことも、いろいろ思い浮かんでしまう。
心は、おどろくほど、自分の思った通りになりません。
ワンワン。
犬が動こうとするのをやめさせることは、なかなかできません。
でも、犬についていかないようにすることはできる。
これが、瞑想で言うと、
「二の考えをしない」
ということになります。
つまり、何か雑念が浮かんだときに、その続きを考えないようにする。
「おなかすいたなあ」
と浮かんだときに、
「何食べようかな」「うどんがいいわね」
などと、続きを考えないようにします。
犬についていっちゃあ、だめなわけですね。
犬が動こうとするのを(雑念を)
客観的に、「よしよし」という感じで眺めてあげて、
いっしょに動かないようにします。
そうやって、犬を、ちゃんとしつけていくことで、
徐々に、犬が、自分の隣をぴたっと歩くようになるそうです。
心が暴走しなくなるのです。
しかし、私の場合、
いまだに、犬に、あっちゃこっちゃ連れてかれます。
きづくと、犬にずいぶん遠くまで連れてかれている。
お上品なワンちゃんになるようにがんばるぞー