とてもすてきな本を見つけましたので、紹介しようと思います。
「イケダン育成術」
”イケてるダンナ”を育成するための技を書いた本なのです。
イケてるダンナとは?
仕事をバリバリこなしながら、
家庭に愛情を注いでくれ、
家事や育児を手伝ってくれるダンナだそうです。
この本によると、
そのようなすてきなダンナは、
たまたま見つけるのでなく、奥さんが育てるものだそうです。
この本では、
2073名の既婚女性にアンケートを行い、
「ダンナをうまく育成している上位100名の賢妻」が、
どんなふうに、ダンナを育てているか?
が書かれております。
「うちの夫は、何も手伝ってくれない」
「うちの夫は、ダメな人」
などと、文句を言っている人をよく見かけますが、
そういう人は、自分の育て方が悪いということになります。
この本の基準でいくと、
ぼくは、けっこう、イケダンなんじゃないかと思うが、
奥さんにうまく育てられているに違いあるまい。
この本に書いてある、ダンナの育て方は、とてもシンプルです。
まず、はじめの格言は、
「ほめて、おだてて、感謝する」
ダンナが家事を手伝ってくれたときには、
とにかく、ほめます。
「すごい。私より上手~」と言います。
「ありがとう。助かっちゃったわ~~」と言います。
間違っても、してはいけないのは、
・ケチをつける
・下手なアドバイスをする
男はプライドの生き物なので、
何か、ケチをつけられた時点で、
家事がつまらないものと思ったり、家事が苦手だと思ってしまいます。
たとえ、やり方が間違っていて、何か指摘したいと思っても、
ぐっとこらえます。
まずは、「すごーーーい。ありがとう~~」
ちょっとわざとらしくても、ほめられて悪い気がする人はいません。
ほめて、機嫌が良くなったところで、
「ここのところを、こうしてくれると、もっとうれしいな。」
というように、さりげなくアドバイスをします。
くれぐれも、プライドを傷つけないように。
言わないでいいことは、できる限り言わないようにします。
次の機会まで、言うのを我慢するのも大事です。
イケダン育成のために、重要なのは、おねだり上手になることだそうで、
何かをお願いしたいとき、何かを伝えたいとき、
「私は」を主語にして、
「~してくれると、うれしいな。」
と言うと良いそうです。
できるだけ、かわいらしく、じゃっかんのぶりっこで言うと良いらしい。
例えば、
「荷物が重たくって、私だけだと大変だから、
ちょっと運ぶの手伝ってくれるとうれしいな。」
というように、男の力持ちな面を持ちあげるように、
かわいらしく頼むといいらしい。
逆に、
「あなたは」を主語にすると、命令や否定になって、
プライドを傷つけるそうです。
例えば、
「あなたは、なんでいつもやってくれないの?」
というように、
上から目線で、"やるのが当たり前"、"できてないのがおかしい"
というような言い方をすると、やる気をなくさせます。
考えてみると、今まで、
ゴミの分別やら、洗い物の仕方やら、洗濯物の干し方やら、
細かいケチをつけてしまっていることが、いっぱいあった気がする。
そんなことより、もっとほめなきゃいけないのだねえ。
この本に書いてあることを、実践するようにしたら、
その効果におどろきです。
言い方ひとつで、とてもやわらかく、頼みごとをできるようになったし、
やってもらえたことをほめてると、
どんどんやってくれるようになるし、
もっとすごいのは、
自分の言い方に気をつけることで、
自分の心がイライラせず、感謝できるようになったのです。
やってもらうことを当たり前と思わず、
やってもらえたときに、とてもありがたく思えるようになった。
うちの場合、この本を部屋に置いておいたら、
奥さんも、この本を読みまして、
今、うちの家では、褒め合いの応酬です。
(もともと、うちの奥さんは、ほめ上手だけれども)
そして、この本のノウハウは、
夫婦間だけでなく、
上司に対してとか、親に対してとか、子供に対してとか、
すべての人間関係に役立つと思います。
相手に文句を言うのでなく、
自分の接し方、自分の態度を変えることで、
まわりが変わっていくのです。
まずは、自分が相手に感謝して、ほほえむことから。
相手に、不快な気分を与えないようにすることから。
そうすることで、おどろくほど、
やさしい気持ちが返ってくるのです。
まさに、ヨガ的な生き方。
みなさんも、ぜひぜひ、実践してみてください。
この本、とてもわかりやすく、他にもおもしろいことが書いてあるので、
興味ある方は読んでみてくださいねー!